確かニュースか何かでやっていた、ほんのりと灯った明かりの町屋の家々に飾られている屏風や大きな絵で初めて知ったのが「絵金」。
何しろそこでしか観られないだろうと思っていたものが、ついに東京でも観ることが出来ると知って、行ってきた。
うれしいことに『本展は一部の作品に限り、展示室内の写真撮影が可能です』
ということだが、可能なのは第2展示室(黄色部分)だけ。
会場図


作品リスト
入替えあり、です。



音声ガイド
音声ガイドは650円、ナレーターは中村七之助さん。
やはり歌舞伎絵が多いので、時折入る歌舞伎のセリフは〝さすが!!〟という感じ。
混み具合
土曜日の午後だったので、混んでるかな〜と思っていったのだが、思ったより空いていて見やすかった。正直「絵金」はそれほどメジャーな絵師ではないから?会期もそろそろ終りだったから?かもしれない。
グッズ
元々ミュージアムショップ自体が小さいので、グッズの種類はそこそこ。
第一章 絵金の芝居絵屏風
歌舞伎や浄瑠璃でお馴染だったり、最近はあまり演じられることの少ない芝居だったりと多種多様な芝居絵が展示されている。
最近は映画『国宝』で若い人もずいぶん歌舞伎を見に行くようになったらしいが、やっぱり歌舞伎や浄瑠璃の知識があると日本美術がより一層楽しめるだろう。
絵金の実物を観たのは初めてだが、他の絵師と明らかに違うのが、太くはっきりした輪郭線。
そのくせ、人の表情は実に細かく描かれていて、適当な距離を置いて観ないとちょっと迫力が強すぎるかも……という感じ。
第二章 高知の夏祭り
ここは写真撮影可能なところ。
高知での実際の展示を模したのだろう、普通の展示方法とは違っていた。
まずは階段から下の会場を撮ってみた。
写真で見ると照明が強すぎるように感じるかもしれないが、実際にはこれほど極端ではなく、単に私の設定がよくなかっただけ(苦笑)

現地では家々の軒下にこんな感じで展示されますよ、という感じ。

人々が展示した絵の下を潜るように飾られているけど、これも現地ではこのように展示されているから。

また、縁側に飾った場合には、こんな感じ……らしい。

他には忠臣蔵の大序〜第13段の見どころを描いたものや釜淵双級巴第1〜第25までが一気に展示されている。
またここには絵金の年表(1876年没、明治初期まで生きていた)もあり、けっこう波乱万丈だったことが分かる。
第三章 絵金と周辺の絵師たち
弟子だったり周辺の絵師だったりが展示されているが、やっぱり迫力といったら絵金の方が上に感じた。
できれば、団扇片手にプラプラ夏祭りを散策しながら観てみたいと思った展示会だった。