まっ、そんな感じ

見聞きしたことを徒然と書いてます。

お帰り、待ってたよ MacBook Pro 11/14

長年愛用しているMacbook Proのバッテリーがヘタって来たので、サポートページ⇒チャットで相談、その後ジーニアスバーで預け、本日手元に戻ってきた。

11月8日:原因判明

それまでにも急に底面が熱くなって電源ケーブルを外して電源を落として冷めるのを待ったり、ディスプレイを閉じても左手元だけ微妙な隙間ができていたり(使っている人は分かると思うが、本来Macは本当に隙間なくピッタリ閉まるのだ)
おかしいなぁ〜と思いつつ使っていたが、ふと[バッテリー]を確認してみたら……思った通りヘタっていた。

その日の内に問い合せ

Appleのサポートページからチャットで問い合せスタート。
本当なら即ジーニアスバーを予約しても良いのだが、先にチャットで相談しておくとジーニアスバーに行ったとき話が早い。
主に知りたかったのは『交換用のバッテリーが店舗に在庫されているかどうか』

現状からバッテリー交換になるのは必然なのだが、なにぶんにも古いMBPだからない可能性が高い。

残念ながら、在庫は店舗によるので不明と回答され、送られてきたメールから素直に行く予定のジーニアスバーを予約。

整理&バックアップ

そうとなったらデスクトップを整理後バックアップをとって、準備は万全。

11月9日:ジーニアスバーでMBPを預ける

私のMBPは認定整備済製品の『MacBook Pro 13" Retina TouchBar付2017モデル』で、さらに最大構成のCore i7 3.5GHz/メモリ16GB/ストレージ1TB、正価だと288,800円なのだが、認定整備済製品なのでいくらか安かったはず。でもかなり高額だったと覚えている。

なお、2024年の新モデルでM4チップだと278,800円〜、M4Proチップだと398,800円。やっぱり簡単に買い替えとはいかないよなぁ〜。

予約時間少し前にジーニアスバーを訪れると2〜3分遅れで担当者が登場。
前日のチャット内容が共有されているので、ざっと目視した後は診断ツールを走らせている間に色々おしゃべり。ジーニアスバーの担当者はどこの店舗でもとてもフレンドリーで話しやすいのが良い。
一部を抜粋するとこんな感じ。

「このモデルは『ビンテージ』と言われていて、1週間くらいお預かりしての修理になります。
 バッテリはあると思いますが、部品保有期間の7年を過ぎているので他の部品に問題があっても修理できない可能性があります。買い替えのご検討は?」
「iPhone16Proを買ったばかりなので予算はないんですよ」
「あっ、そうですよね。でもこのモデルなら簡単に買い替えとはいきませんよね」

ということで、預けて帰宅。

逐次報告メールが届く

11/09 見積書

内容には金額の他に問題の詳細と診断結果も記載されている。

問題の詳細/診断

問題: バッテリー修理のご相談。
再現手順: 目視による外観確認。
診断ツールによる検査。
外装の状態: バッテリー膨張の兆候により、トップケースの歪みあり。
提案した解決策: 修理センターにて詳細な診断の上、必要な修理のご提供。
Mac OSバージョン: 13.x.x
ハードドライブのサイズ: 1000
メモリのサイズ: 16384
Appleサポートに問い合わせ」のケース: ××××××××××

11/11 到着連絡

お客様のデバイスは、2024 年 11 月 11 日 月曜日にAppleリペアセンターに到着しました。

また、修理の状況は、修理状況のWebサイトでご確認いただけます。

11/12 発送連絡

お客様のデバイスを返送いたします。詳細は同梱の報告書をご確認ください。報告書をお読みいただいた後、ご質問がある場合は、Apple サポートにお問い合わせいただき、その他のオプションをご確認ください。その際、修理 ID の提示を求められる場合があります。

配達伝票番号: ヤマト運輸株式会社 ××××××××××

配達伝票番号が登録されましたらヤマト運輸サービスセンターにお電話でご連絡いただき、ご希望の配達日時をご指定ください。お電話の際は、配達伝票番号をお手元にご用意ください。 

11/13 請求金額のお知らせ&納品書添付

この12日の『配達伝票が登録されましたら』の登録は翌13日夕方。翌日の14日に配送希望を登録。

11/14 今日、無事手元に帰って来た

この『正常』のうれしいこと、もうちょっとがんばってもらわなきゃね。

特別展「はにわ」に行ってきた 10/25

挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」
普段は平日の昼間に行くことが多いのだが、今回はいつも素通りしてしまう東洋館も見学したかったので、金曜日の夜間に行くことにした。

「はにわ」に入館したのは午後5時半ころ。
見学者はあまり多くはなく、ゆったりまったり見ることができて、最後のグッズ売り場に到達したときは「レジはあと5分で終了します」のアナウンス。
閉館が午後8時なので、たぶん2時間くらい会場にいた模様(笑)
グッズはWebサイトに紹介されている以上に種類があり、迷うこと必須。

なお、ほとんどが写真OKなのだが、相変わらず〝うっかり〟フラッシュを炊く人がいたり、ほとんどの人がスマホで撮っているためあちこちでシャッター音がしたり……

haniwa820.exhibit.jp

プロローグ 埴輪の世界

どこでいつ、なにが出土されたか、これってなかなかイメージしづらいが、こんな風にマップされているのが何気にうれしい。

ここで紹介されているのは「埴輪 踊る人々」
この後も人型埴輪が登場するが、物をもっていたり、担いでいたりするもの以外はかなりの割合で『左腕』を挙げているのはなぜだろう。

第1章 王の登場

ここでは東大寺古墳、江田船山古墳、綿貫観音山古墳からの出土品が展示されている。
これらは江田船山古墳から出土したもので、東京のみで展示されている。

左:画文帯同向式神獣鏡、中:金製耳飾、右:金銅製沓

 

第2章 大王の埴輪

ここも古墳ごとに分けられたさまざまな埴輪が展示されている。
また掲示されている関連年表を見ると日本・中国・ヨーロッパとの年代比較も掲示されいるので面白い。

手前から、今城塚古墳出土の「挂甲の武人」「捧げ物をする女子」「家形埴輪」「盾型埴輪」

第3章 埴輪の造形

円形、家形、船形、椅子型、馬形、人型などさまざまな造形が見られるが、ここにも東京だけで展示されているものがある。

  • 東大寺山古墳出土の円筒埴輪……うっかり写真に撮り忘れ(苦笑)
  • 長原高周り1号墳出土の船形埴輪

このコーナーで気になったのが、まずこの赤掘茶臼山古墳から出土した「椅子型埴輪」
この座面のカーブ、なんとなくツタンカーメンの椅子によく似ている感じ。

それから、ここには鶏塚古墳から出土した「挂甲の武人」と伝茨城県から出土した「あごひげの男子」がいる。
挂甲の武人は鎧が市松模様になっている。
あおひげの男子は三角帽子を被っているのではなく前に三角の板が立っているもので、
幽霊の天冠(てんかん:額につけている三角の布)をイメージすると良いかも。
それにしても他に「あごひげ」をつけた埴輪ってあるのかしら。

第4章 国宝 挂甲の武人とその仲間

日本各地&アメリカから集合した挂甲の武人たちが集合している。
まずは全体。
左から、

東京国立博物館 1089ブログ より https://www.tnm.jp/modules/rblog/1/2024/10/18/2024haniwa6/

実物を見ないと分からないことに『大きさ』がある。
もちろん台の上に乗っているが、それでも背の高さが1m越えなのが分かる。

重要文化財 埴輪 挂甲の武人
埴輪 挂甲の武人
国宝 埴輪 挂甲の武人

後ろを見るとこの武人だけすね当て(?)が蝶結びされているのが分かる。

埴輪 挂甲の武人
重要文化財 埴輪 挂甲の武人

この他に、国宝の武人を修理した際、彩色されていたことが分かり、彩色復元したものがこちら。この色合い……どうしてもパジャマに見えてしまう。

第5章 物語をつたえる埴輪

さまざまな人型や動物の埴輪がずらっと展示されていて、たぶん一番見ていて楽しいコーナーかも。

エピローグ 日本人と埴輪の再会

この埴輪は2019年に実施された「群馬HANI-1グランプリ」(投票数約6万)でみごと1位になったもの。確かに良い笑顔。
エントリー100体のリストも見たが、古代の群馬県って栄えていたんだなっ。

おまけ

さて、本当は今日はどうしようかなっと思ったが、行って正解。
知らなかったが、2024年10月25日(金)~27日(日)本館エントランス前で『リーディングミュージアム東京国立博物館~『東京方舟博覧記』』というイベントがあり、そのため正門が使えないのでこちらからどうぞ、といつも閉まっている重要文化財の「黒門」を潜ることができた!!

調べてみたら開放している時もあるようだが、自分はほぼ平日に行くので開放されているのを見たことがなかっただけのようだ。

土・日・祝・休日および1月2日・3日の10時00分~16時00分に開放しています。
(注)天候により中止されることもあります。

 

『ハニワと土偶の近代』を観てきた 10/19

国立西洋美術館でも『ハニワ』展が始まったが、東京国立近代美術館では『ハニワと土偶の近代』展が開催されている。

ただ、この展示会は『近代の日本社会はハニワと土偶をどのように見てきたか』であって、ハニワと土偶の展示会ではない

haniwadogu-kindai.jp

序章 好古と考古

個人的な趣味の世界から徐々に学術的へと展開していく時期。

河鍋暁斎による『野見宿禰図』

蓑虫山人による『埴輪群像図』(四幅対)

1章 「日本」を掘りおこす

考証と復古
紀元2600年
モダニストたちのハニワ愛好
神話と戦争と

本格的に学術的な研究や日本文化として海外への紹介、紀元2600年記念から戦時中の戦意高揚にモチーフとして使われるなど。

2章「伝統」を掘りおこす

「歴史」の修復
クラシック=モダン
現代の眼
原始にかえる
土から都市へ

現代的な新たな視点や海外の作品から影響を受けて埴輪や土偶を新解釈した作品が多い。

イサム・ノグチ岡本太郎、それにヨルク・シュマイサーの「古事記のためのスケッチ」などが展示されている。

3章 ほりだしにもどる

角を曲がってこれを見た途端、ニヤニヤが止まらなかった。そう、懐かしの『大魔神
そういえば、確かにこれはハニワをモチーフにしたものだ。

そして、ハニワや土偶に関連する作品たち。
これは展示の右半分、左半分には「キャプテンハーロック」もあり(んっ、関連あるか?)と。(そう言えば『ガラスの仮面』もだが……)