まっ、そんな感じ

見聞きしたことを徒然と書いてます。

江戸★大奥展に行ってきた 09/17

前売りチケットは購入済みだったけど、とにかく日中こう暑くては外に出る気にもならず。
でも、結局猛暑日の今日となってしまった。

全体的には面白かった。
今回後期分しか見られなかった掛袱紗、全部観てみたかったなぁ。

ooku2025.jp

混み具合

やっぱり今週までなのかそこそこの混み具合で、お年寄りが多めなので人の流れがゆったりめ。
相変わらずリュックを背負ったままの人が多くてげんなり。

撮影可能エリア

撮影可能エリアは第一会場入ってすぐの NHKドラマ10「大奥」で使用された衣装がズラッと展示されているところと、第二会場終りの「大奥の歌舞伎」エリア。

会場配置

第1章 憧れの大奥

江戸時代は大奥のことを書いたり描いたりすることが禁止されていたので、明治になって大奥の年中行事や日々の楽しみなどを描いたものがメインだけど、とにかく極彩色。
面白かったのが大奥での序列を双六にした『奥奉公出世双六/松徳葵賑大奥双六』
映画やドラマでは一部しか描かないが、このようにトータルで見ると「下女が殿様に見初められて……」なんてあり得ないことがよく分かる。

御台所は毎朝湯浴みし、一日に5回衣装替え。
日本の場合、階級によって使える色や季節に応じた模様などのしきたりがあるから、まさか打掛(掻取(かいどり))だけ着替えるとも思えないのだが……

第2章 大奥の誕生と構造

2-1 春日局(斎藤福)

なんだかんだいって『春日局』ですよ。
でも、一番凄かったのは備前岡山藩の第3代〝藩主〟池田継政が描いた『徳川家光像』
本職の画家なのでは?と思わせる出来で、家光が数々残した画と比べると雲泥の差(笑)

2-2 天樹院(千姫

いろいろと逸話の残る千姫ですが、歴史的には重要なのだとは思うのですが、ここでの展示はあまりパッとしない3点のみ。

2-3 大奥の構造

なんといっても江戸城大奥の間取り図を描いた各種絵図。
中には修繕を担当した大工の家に伝わるものもあり、各部屋の広さ、総部屋数、女性だけ/役人のエリア、そしてお鈴廊下、全体としての大きさが一目瞭然。

2-4 女中たちの生涯

江戸城開城も体験した最後の御年寄 瀧山の女乗物(篭)や厨子、櫛笄や蒔絵で飾られた楊枝台、美しい文字で書かれた日記などなど。

第3章 ゆかりの品は語る

3-1 歴代のヒロインたち

ここでは、11名の女性たちの持ち物が少しずつ展示されている。

その中でも圧倒的だったのが綱吉が瑞春院に贈った数々の掛袱紗。
全31種あるそうだが、後期の分だけでも日本刺繍、デザインのいずれも素晴らしい。たぶん今、スカーフ柄として売り出してもきっとヒット商品になるに違いない。
こればかりは本や画像ではなく、実物を観て欲しい。

3-2 天璋院篤姫)と静寛院宮(和宮

バリバリの武家 薩摩藩篤姫と婚約者と引き裂かれて政略結婚させられた和宮は仲が悪かったと言われているが、実は当人同士はそれほどでもなく、周囲の者たちが煽っていたなんて解説もあった。

第4章 大奥のくらし

4-1 大奥の婚礼

これまであまり目にすることのなかった入内/下向の様子が描かれた屏風や絵巻、婚礼道具などが展示されている。

4-2 四季の装い

さまざまな小袖や帷子、掻取、帯、火事装束などが展示されている中で、私が(えっ?)と思った一枚がこちら。

bunka.nii.ac.jp

実は濃い青の部分に火焔太鼓が描かれているのだが、パッと遠めに見るとまるで更紗のようにも見え、近寄ってマジマジ見るとあの細かな文様が『染め』てあり、もうビックリ。

他の着物も刺繍や染めが見事なのはもちろんだけど、個人的にはとにかくこの帷子は一見の価値ありだと思う。

4-3 日々の生活とあそび

天璋院篤姫)の夜具(ものすっごく豪華なドテラ)や薩摩切子雛道具(高さ5cmくらいの本当に見事なミニチュア)、浄観院(薬宮喬子)の眼鏡と義歯(これが本当にリアル)などなど。手の込んだ小さいものばかりなのでアートグラス必須。

4-4 大奥の歌舞伎

大奥にはお抱えの女歌舞伎役者がいたとか。
その衣装たちがメインなのだが、まずはこれ。
もう一目見て(ジュリー!!)。そう、どう見ても『魔界転生』ですよ(笑)

他の衣装もこんな風に立体的な文様で飾られた、見事なものばかり。

力士の化粧回しのような「さがり」や演目に合わせた衣装などなど。