まっ、そんな感じ

見聞きしたことを徒然と書いてます。

今日は浅草で落語の日 05/06

基本、G.W.は人混みを避けて家に篭っているのだが、浅草公会堂で立川談春さんの落語があったので行ってきた。
ちなみに浅草神社三社祭は来週19日〜21日。普段は閉まっているがG.W.はこのように倉庫が開いてすべての神輿を見ることができる。

さて、今回は談春さんの弟子「立川こはる」さんが5月5日に真打ち「立川小春志(こしゅんじ)」に昇進しての「プレ真打披露興行」とのこと。

私が始めて「小春志/こはる」さんを聴いたのはかなり早かったと思う。
前座で見た姿も声も少年ッぽく、当初は女性か判断に迷ったし、当人も師匠の談春さんもそれをネタにしていたが、噺はうまく、安定して聴いていられたのが第一印象。
そしてついに真打だ。

今日の演目は以下の通り。

・ご挨拶:談春・小春志
入門17年目にしての真打昇進だが、実は入門10年目のとある日、タクシーの中で談春さんの「真打ちになるか?」に当時のこはるさんが予想もしない返答で、以来昇進話をしなくなった。なんて話も飛び出して……。

・お見立て:小春志
いやぁ〜面白かった。小春志さんはやっぱり『声』で他の女流落語家さんより得してるかも。

・桑名船:談春
私的には「鮫講談」と呼んでいる噺。
数々の講談が「立板に水」状態で入り乱れるので演者も大変だろうけど、聴いてる観客も知らないと笑えない噺で試されてる感じ。
久々に聴いたけど、今日の談春さんは「もう、お見事!!」って感じ。

・百年目:談春
ここ数年やっている噺。
談春さんのもいいんだけど、うーん、私は志の輔さんの方が好みかな。
『大店の旦那』と『番頭』の風情というか対比がねぇ……志の輔さんの方が良く表現されてると感じるんですよ。
これは演者の年齢もあるのかなぁ。

なお、ロビーで10月末〜11月初めの「立川小春志 真打昇進披露興行」のチケットを小春志さん自らも手売りされていて、さださんがゲストの回のチケットをゲット!!
どんなトークを聞かせてくれるか、今から楽しみ。

そうそう、柳家三三さんと談春さんでの二人会「俺たちの圓朝を聴け! -牡丹灯籠-」
牡丹灯籠を複数日かけて全編語るとの趣向なのだが、地方での公演だったので(行けないなぁ……)と思っていたらなんと9月〜11月有楽町朝日ホールで行うとのこと。
談春さん曰く「全日聴かなくても大丈夫」とのことだが、(財布的に可能なら)通しで全部聴きたいなぁ……