
『オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語』、実は単体だったら行かなかったかもしれなかったのですが、前回の『スウェーデン国立美術館 素描コレクション展—ルネサンスからバロックまで』(こちらが本命)との2枚セットだとチケットが割引になるので購入したもの。
平日の昼前だというのにチケット売り場には長い列ができていて、会場内も結構混んでました。
これから行こうとするなら、先にチケットを買っておいた方が良いです。
会場マップはこんな感じで『それぞれのコーナーで1枚のみ写真撮影可』です。

展示されている作品の1/3くらいはきっと何かの展覧会で見てるけど、オルセーには行ったことがないので結構初めてのものばかりでした。
1章 室内の肖像
『印象派というと外の風景』と思われるが、実は『室内にいる家族』と云うモチーフも良く描かれている。という説明文を読んで、そう云えばそうかも……。
ドガの『家族の肖像(ベレッリ家)』

2章 日常の情景
ごく内輪の演奏会や、識字率が上がって読書したり、針仕事をする女性たちがまとめられている。この『識字率が上がって』という音声ガイドを聞いて(えっ、19世紀なのに?)と思う一方、日本の女性を基準に考えてはいけないのだと再確認した。
ルノワールの「ピアノを弾く少女たち」

3章 室内の外光と自然
大きなガラスが作られるようになって、温室ブームとなった頃、画家バルトロメの家にも温室が造られ、外から入ってきたプロスペリー夫人を描いたもの。
足下の植物を見てもらうと、外の明るさと室内の暗さが見事に描かれているのが分かる。
またこの絵の隣には、実際に夫人がこの時来ていたドレスも展示されている。
夫人が亡くなった後もバルトロメは保管していたそうだ。
写真では黒に見える部分、実際には〝似せ紫 #513743〟をもう少し濃くした感じで、これもなかなか良かった。(絵は撮影可だけど、ドレスは不可です!!)
バルトロメの「温室の中で」

4章 印象派の装飾
絵画だけでなく、園芸や造園、室内装飾も手がけていた画家たちの作品が展示されている。
この『ヒナギクの花壇』は壁面装飾で、屏風のようなパネルに描かれていて、右下の白い部分は元々ここに暖炉かなにかがあって、描かれなかったらしい。
カイユボットの「ヒナギクの花壇」

さて、私が一番気に入ったのはクロード・モネの「Intérieur d'appartement」
絵はがきを買ったのに、原画で見る色の明暗・鮮やかさが再現されておらず、かなり残念。
こういうことがあるから、実物を見なきゃということになります。
今日はこの後、トーハクの『運慶展』と『日光の彩色と金工』に行きました。