まっ、そんな感じ

見聞きしたことを徒然と書いてます。

『運慶展』ほかに行ってきた 11/14

午前中の国立西洋美術館に続き、午後は東京国立博物館で、庭園→ミュージアムシアター→運慶展→日光の彩色と金工展と巡ってきた。

庭園

いつもだと日中に展示を見て庭園に行こうとしては閉園が午後5時なのでなかなか行くことができず、今日は金曜日で閉館は午後8時、つまり展示は後にして庭園に行くことができる。
季節的にそろそろ紅葉かなっと思ったのだが、まだ少し早かったみたい。

ミュージアムシアター

今回のビデオはVR作品『興福寺 国宝 阿修羅像』、入園料とは別料金で600円。
像についての解析というより、像が作られた背景といった内容。
 東京国立博物館 - 展示・催し物 催し物 ミュージアムシアター VR作品『興福寺 国宝 阿修羅像』

特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」展

 特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」/2025年9月9日(火)~11月30日(日)/東京国立博物館[上野公園]

場所は本館、大階段の左が入り口。部屋としてはそれほど大きくはないけど、天井が高くて、空間としてはとても広く感じる。
なお、会場内は写真撮影禁止です!!

開催期間は9/9から今月末、なのでそろそろ空いているかなっと思ったのだが、甘かった。
午後2時頃の段階で、本館の玄関前スロープに50人程度が並んでいて、おそらく会場どころか本館にも入れないくらい混雑しているっとことだろう。
まっ、これもあって庭園とシアターに行ったのだが……(苦笑)

配置はこんな感じ。

像はどれも2mくらいの高さ(弥勒菩薩座像を除く)で、四天王立像はとにかく筋骨隆々のうえに鎧や衣の表現が素晴らしい。こんな近さで見ると本当に迫力がある。

全部、象眼だと思っていたが、実際には無著菩薩立像と世親菩薩立像の2体のみ。
でも眼に光が入ってキラっとひかるのが妙に生々しかったです。

会場を出てすぐ左の11室から今回の運慶展に併せて、運慶の同世代や弟子たちが制作した彫刻を中心に展示してあります。
こちらは一体を除いて写真OK!!

特に私の目を引いたのはこの愛染明王座像と、この座像を収める厨子

で、この厨子の内部天井に何か細工が見えたので、カメラを刺し込むようにして撮ったのがこちら。

えらく色がキレイなので、ずいぶん加工したんだろう……と思われるかもしれないが、RX100IIIの設定を「おまかせオートモード」にしているだけでトリミング以外加工なし。

日光の彩色と金工

 東京会場 – 日光の彩色と金工 —社寺建築の美しさの謎を解く

場所は平成館のここ。無料で見られますが、受付でどこの国から来たかアンケートを採ってます。12/7までなので、行ける方は見た方が楽しいと思います。

入ってすぐのショーケース2つには国宝が入っていて、写真撮影禁止です。
で、この国宝というのが幕府大棟梁・甲良豊後守が奉納した儀式道具の「大工道具と道具箱」。本当に蒔絵などが施されて見事でした。

さて、どんなものが展示されているかというと、こういったもの。

これは「東照宮 下神庫  結綿彫刻 獅噛」、妻飾りの大瓶束下部に取りつく彫刻。
で、「妻飾りの大瓶束」はどこか?というと、梁と三角屋根の間の空間らしいです。

また、描かれる予定の下絵。色や眼はどのように描くかなど、細かな指定が書かれています。

陽明門の垂木の先の金具、実物なら双眼鏡で見ないと分からないようなものがまじかで見られます。

これ以外にも、まずどんな風に造られているのかを見ることができて、本当に面白かったです。

閑話休題

さて、東博では創建以来前庭にある噴水池を潰して芝生公園にするという計画を発表しています。
1882年、ジョサイヤ・コンドル設計の「上野博物館」写真


でも、この建物は関東大震災で大破。

1938年、「日本趣味を基調とした東洋式」の建物というコンセプトのコンペで勝ち残った渡辺仁の案が採用され、造られたのが現在の本館。
今は水が抜かれた状態ですが、ここに水が張られていたら……と想像してみてください。
水辺はそれだけで憩いの場になりますし、夜は本館がライトアップされ、その景色が水面に反射して、本当に美しいのです。

確かに維持するのは費用がかかるのは分かりますが、ここを芝生にして来場者がくつろいだり、イベント会場にしたり……というのは、そもそも入場料を支払って入る『博物館』の場にはふさわしくないと感じます。
東博には是非、考え直していただき、噴水池を生かしながら収益を上げる方法を検討して欲しいと思います。