前々から以下の条件に合う包丁が欲しいと思っていたが、そう頻繁に自炊することもないのでおざなりにしていた。
かっぱ橋に行けばいいのに……と思われそうだが、今回たまたま「全国百貨店共通商品券」なるものを1万円分もらったので(笑)
選択条件
- だいたい半分とか1/4サイズを購入するため、丸ごとのキャベツやカボチャなどは切らない
- ペティーナイフより大きく持っている刃渡り18cmの包丁より小さいもの
正直、自分が料理する上で18cmは大きすぎるように感じるし、ペティーナイフは具材を手に持った状態を想定していて刃の幅が狭く、まな板上で『切る』にはハンドルを握った指が包丁に(軽くだが)当たりそう。(刃先だけを使う分には問題ない)
それと刃が薄いので少し力を入れて切るものには向いていない。 - できれば刃渡りとハンドル(持ち手)あるいはツバまで金属で一体化しているもの
ちゃんとしっかり洗えばよいのだろうが、なんとなく汚れが溜まる気がしている。 - 持ちやすいもの
昔、革製品の専門店で手袋を買ったとき『やや小さめ』と言われたことあり。
購入したのはこちら
売り場の方に条件を話したら「私より専門の方の方が良いでしょう」と『刃物専門担当』という方を紹介された。
上記の希望を説明して手ごろなものをいくつか持たせてもらった。
「軽さ」をうたった商品は確かに軽い。
でも、その軽さがなんとなく気持ち悪く、若干固めの物(例えば、じゃがいも)を切るとき包丁自体が軽いと包丁を固定するのにかえって力がいるのではないか? と感じてしまった。
それと、どのハンドルも薄く小さくなんとなく手にしっくりこない。
なので、もう少し重さのあるものを……と頼んだら出されたのがこちら。
ツヴィリング ツインフィン 2 マルチパーパスナイフ 140mm
ちなみにスペックは以下のとおり。
重さ: 0.11 kg
長さ: 25.00 cm
幅: 2.10 cm
高さ: 4.50 cm
刃渡り: 14.00 cm
ハンドル長さ: 11.00 cm
ハンドル幅: 2.00 cm
刃幅: 0.10 cm
刃の厚さ: 0.10 cm
持った時の重さ・バランスが私にはジャストフィット!!
特に包丁を支える薬指・小指が当たる部分(ハンドル後ろ部分。画像の赤矢印あたり)の平たさがとても良い。
フライパンの時もそうだったが、持ち手(ハンドル)具合はとても重要。
こればかりは実際に持ってみないと分からない。
研ぎ方は?
購入を決めた後は切れ味の維持、つまり『研ぎ』についてだ。
「良く使うペティーナイフはトマトを切る時、スッと刃が入らずクッと軽く沈むようになったら砥石で研いでいるが、これはどうしたら?」と聞いてみたら、
「砥石にはステンレス対応と鋼対応がありますが、どちらをご使用で?」
当然と言えば当然なのだが、何十年も前に買ったものなので正直覚えていなかった。
「家の包丁はステンレス、砥石は白で使用前に水に浸けておいて、研いだ後はトマトがスパッと切れる」と説明したら、「その砥石で大丈夫」とお墨付きをいただいたのでほっと一安心。
実際に試してみた
刃渡り14cmは中ぐらいのメイクイーンを縦に切るとき刃先から刃元まで全体を使ってちょうど良いくらいの長さで、切れ味の良さ、バランスがとても良い。
皮むきもしやすいし、これは重宝するの確定。
それほど自炊しないけど小回りで使い勝手のよいものを1本持っておくならこれはお勧めだと思う。