まっ、そんな感じ

見聞きしたことを徒然と書いてます。

ガウディとサグラダ・ファミリア展に行ってきた 06/30

完成/未完成を問わず、なかなか行けないのが現実。
というわけで、金曜・土曜は20時まで開いているので先に展覧会に行ってきた。
なお、第3章だけ写真撮影OKです!!

gaudi2023-24.jp

ガウディ

私が持つアントニオ・ガウディのイメージは、バルセロナにモザイクと曲線を多用したモダンで奇妙な建物や公園を造り、路面電車に引かれて死亡した建築家。
彼を特集された何かの番組で、建築した住宅の片上げ下げ窓の開閉を楽にするために紐で吊るした重りを左右の枠に隠してあることが紹介されていて「この人、すごい!!」と思ったことを覚えている。

そんな彼の学生時代からパトロン グエルと出会い、そしてサグラダ・ファミリアへと繋がる展示の中で特に感じたのは『やっぱり建築家は絵がうまい』
建物や造作はもちろん、ササッと描かれた人物や植物のスケッチなどをすてきだった。

写真は撮れなかったけど、複製した三本脚でおにぎり型の一人掛けスツール(カサ・カルベートのスツール)、座面がちゃんとお尻が収まるようにくぼんでいて、座り良さそうに感じた。

完成するとこんな感じ

サグラダ・ファミリア」の正式名称は『聖家族贖罪教会』
信者の喜捨で建設されている教会で、初代建築家はフランシスコ・ビリャール。このビリャールが辞任後、就任したのがアントニオ・ガウディ
で、このガウディのコンセプトに従って1882年から現在も建設中(戦争もあるが、喜捨の減少で資金不足も工事遅延の原因の一つ)でガウディ没後100年の2026年完成予定。完成するとこんな感じになるらしい。

降誕のファサード

模型も展示されていて、この写真の右側が『降誕のファサード』(『生誕』と書かれているものも多いが、今回は展示に記載された『降誕』で)
現在はここから聖堂に出入りしているが、本来は写真左側の『栄光のファサード』が正式な正門で現在は工事中。


『降誕のファサード』は3つの門で構成されていて、真ん中の『愛徳の門』には受胎告知・生誕・昇天後マリアに冠を授けるイエスを中心に養父ヨゼフ、マリア、天使たちなどが彫刻されている……らしい。
この彫刻は『合唱する子供たち』で、右の2体は日本人彫刻家が修復したもの。

工事業者や近所の人々をモデルにしていろいろポーズを取らせて彫像を造り、最後にファサードの所定の場所に設置したんだとか。

受難のファサード

『生誕のファサード』の反対側が『受難のファサード
文字通り最後の晩餐から昇天までなのだが、ここの彫像はそれまでのリアリティ溢れるものからまるでキュビズムのような彫刻。違和感ありまくりだけど、完成したらまた違う印象になるのかな?

ビデオ

展示会場にはさまざまなビデオが流れているが、最後のビデオはステンドグラスからさまざまな色が溢れる聖堂内を映していて本当に美しく、ぜひ現実に観てみたいと感じるはず。
あと、ビデオによっては近くにQRコードが書いてあり、読み込むとYoutubeのチャンネルにリンクするので、時間がないときは読み取って後から観てもいいかも。