1998年に『メキシコ縦断』ツアーでメキシコへ。
2013年に『古代インカ道トレッキング(但し私の目的は遺跡)』ツアーでペルーへ。
となれば、この『特別展 古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン』に行かない理由などない!!(笑)
会場の出入り口が違う!?
平成館は2Fに上がって左に第一会場、右に第二会場といつもと同じなのですが、各会場の入り口/出口が従来と異なります。
この配置だと第一会場から第二会場への移動時、ミュージアムショップの混雑に巻き込まれずに済むので、今後もこうしてもらえるといいなぁ。
第一会場
第一章 古代メキシコへいざない
左から 球技をする人の土偶・装飾ドクロ・夜空の石碑・クモザルの容器
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球技をする土偶:この展示会でピックアップされているものを右脇から撮ったもの。
装飾ドクロ:20〜30歳の成人男性のもので、装飾や葬られたときの供物などから「死者の世界の王 ミクトランテクトリ神」を表している……らしい。
夜空の石碑:こういう石碑は正面からしか見られない展示が多いけど、脇にもびっしり浮き彫りされているのが観られるのが良い。
クモザルの容器:素材がアラバスターと知って(あれっ、メキシコで採れたっけ?)とちょっと意外に思ったもの。
第二章 デオティワカン 神々の都
左から 死のディスク石彫・シバクトリ神の頭飾り石彫/羽毛の蛇神石彫
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死のディスク石彫:この展示会でピックアップされているもので「太陽の広場」から出土したもの。テオティワカンでは頭蓋骨のモチーフは稀だとのこと。
シバクトリ神の頭飾り石彫/羽毛の蛇神石彫:いずれも羽毛の蛇ピラミットの壁面を飾っていた石彫。
左から 鳥形土器・トランペット2種
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鳥形土器:この展示会でピックアップされているもの。非常に稀な動物形土器とのことだが、なんともかわいらしい造形で推されるのもうなずける。
トランペット2種:羽毛の蛇ピラミットから出土。どう見ても『ほら貝』だ。両方の図案ともにテオティワカンでは見られないものでグアテマラ太平洋岸でのものに類似しているらしい。
第二会場
第三章 マヤ 都市国家の興亡
このコーナーでの見どころは「碑文の神殿(パカル王墓)」隣の「13号神殿(赤の女王墓)」で発見された「赤の女王」。
「碑文の神殿(パカル王墓)」は正面の階段は手も使わないと昇れないほど急で、昇った後は内部を下って有名なパカル王墓を見ることができる。
この王墓というか石棺が見える壁の穴の手前通路(幅1mくらい)一杯に大きめな穴が開いていて飛ぶのがちょっと怖かったのを覚えている。(どうやら今は中に入ることはできないらしい)
私がパレンケに行ったとき「13号神殿(赤の女王墓)」は発掘中だったらしい。
ということで「赤の女王」
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『マヤ』と言えば「チャックモール」。が、実はチチェン・イツァとトゥーラから多く見つかっているが、他からはあまり見つかっていないとのこと。
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またここではたくさんの土偶を見ることができる。
いずれも精細な造形が素晴らしい。
左から 支配者層の土偶(前/後ろ)・貴婦人の土偶(表・後頭部)
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左から 書記とみられる女性の土偶・織物をする女性の土偶・道化の土偶・捕虜かシャーマンの土偶
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そして、この「猿の神とカカオの土器蓋」のなんともユーモラスな造形。
マヤ文字には図案として面白いものがある。例えばこれ。
どうみてもゆるキャラッぽい。
第四章 アステカ テノチティトランの大神殿
鷲の戦士像 この展示会でピックアップされているもの。
写真では分からなかったけど、これ、なんと高さ170cm!!
右側写真の奥に女性が立っているので見比べてみて欲しい。
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ユニークな神々の像もたくさんある。
左から プルケ神パテカトル像・エエカトル神像・ウェウェテオトル神の甲羅形土器
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プルケ神パテカトル像:パテカルト神はリュウゼツラン(=プルケ)でつくる発泡酒の一人。
エエカトル神像:風の神。
ウェウェテオトル神の甲羅形土器:亀形だが頭部は「世界の中心の神=シウテクトリ/ウェウェテオトル神」の顔をしている。
が、この顔、どう見ても『のんびり風呂に浸かってホォーと言ってる老人』のようにしか見えない(笑)
図録&音声ガイド&グッズ
図録は通販で購入。
開きやすく、展示品以外にも読み物もあって良かった。
音声ガイドはいつも会場でを借りるのだが、ヘッドセットは耳/頭からズレやすく音漏れもあり、また首からぶら下げた機器も不安定な上、それぞれの紐が邪魔。
ということで今回は『聴く美術』アプリをダウンロードしてオーディオガイドを購入、自機(iPhone&ワイヤレスイヤホン)で聴いてみた。(会場で借りるより50円高い700円)
フィット感は抜群で音も聞きやすい。次回からこの方法に切り替える予定。
グッズは定番なハンドタオルがなかったのが残念。
写真撮影
撮影したのは SONY RX100III。展示物はかなり近いのでズームはそれほど必要ない。
平日昼に行ったが、人はやや少なめでさほど待たずに撮影できた。
ただ、白っぽい服の人がいるので、そういう服装の人を避けるのが少し大変だったかな。