まっ、そんな感じ

見聞きしたことを徒然と書いてます。

トーハクで『光悦』と『金色堂』をブラブラ 02/15

今日は強風の中、東京国立美術館で『本阿弥光悦の大宇宙』展と『中尊寺金色堂』展を見てきた。

本阿弥光悦の大宇宙』展

正直言うとあんまり興味はなかったのだが、中尊寺金色堂展とのダブルチケットが割安になっていたので(笑)

入ってすぐのところに家系図があって男の名前はすべて記載されているのに女についてはよほどのことがない限り『女子』の表記のみ。なぜか多分たった一人『後妻』の方だけ名前が記載されているのが不思議だった。

続いては本業の刀剣鑑定ということで刀・短刀が数点。
刀絵図が面白かった。刀の輪郭は均一の線幅で直線が描かれているが、あの刀の輪郭を書いた道具(絶対、筆ではないと思う)はなんだろう。

後は謡本・蒔絵、書や茶椀が展示されていた。

中尊寺金色堂』展

中尊寺金色堂は前から行きたかったのだがなかなかチャンスがなかったのと、実際に中尊寺に行った人からは『金色堂は暗い上に見学路から須弥壇が遠くて中がよく見えない』と聞いていたので、間近で観られるならこれ幸いと楽しみにしていた。

今回は須弥壇中心の阿弥陀如来、両脇の観音菩薩勢至菩薩地蔵菩薩6躯、持国天増長天と、つまり須弥壇にいらっしゃる方々がそっくりお出ましになっていたが驚くのはその小ささ。阿弥陀如来は高さ約63cm+台、たぶん全部合わせても1.5mもないのでは?
とするとこれら全部が収まった金色堂はたぶん一般の寺院と比べたらかなり小さいだろうとウィキペディアを見てみたら金色堂は『一辺わずか約5.5メートル四方、高さ約8メートル』。
なるほど、この小ささなら見学路から離れた須弥壇を見ることは難しいだろう。
今回お出ましいただいてじっくり観ることができたのは幸いだった。

さて、金色堂と言ったら内部のきらびやかなことだろう。
これは入ってすぐの高精細8Kで撮られた映像を観るのが一番。
もう……凄い!!  としか言い様のない圧倒的なきらびやかさ。
海外の城や教会など金をふんだんに使った内装を観てきたが、金色堂のこのきらびやかさは負けていない。

撮影可能なのは中尊寺金色堂の模型のみ。
思ったより小さいので、すいている時でないと良い位置で撮るのは難しい。
さらに照明が結構きついので、スマホのデフォルト設定でうまく撮れるのかしら?
また置かれている台が低いので模型内を撮るのはちょっと大変。
私はRX100IIIで撮ったが、こういうとき明るいレンズ&チルド可動式モニタは便利。(以下の写真は若干暗めに加工してあります)
それにしても建物の模型を作る人、須弥壇のこんな細かな部分まで作り込んでいて凄いなぁ。

江戸城天守

東洋館地下一階のミュージアムシアターは毎回時間が合わず観ることができなかったが、今回最終回(16:00)に間に合ったので観てきた。

今回は『江戸城天守
超高精細4K&VRで、もし明暦の大火で燃えてしまった三代将軍家光が建てた天守が残っていたら……という内容。
なんと残っているベースの設計図を元にCGで見せてくれるのでイメージしやすく、面白かった。

さて、本館脇で休憩していたら見かけない鳥がいたので撮ってみた。
大きめの青い鳥で今までに見たことがなく、自宅に帰ってから調べてみたら『イソヒヨドリ』のオスと判明。
この鳥、本来は海岸付近が生息地だったのに最近内陸でも見かけるようになったとか、ヒヨドリと呼んでいるが本当はヒタキ科で美声の持ち主とのこと。
あいにく今回その美声は聴けなかったが、いつか聴くチャンスはあるだろうか。