まっ、そんな感じ

見聞きしたことを徒然と書いてます。

シーネ(添え木)からギプスへ 11/18

11/3に転んで手を突いたはずみで骨折(とう骨にひび)から2週間。
当時の様子はこちら。

takafumi.hatenadiary.jp

シーネから本格的なギプスに

今日、通院したら「ハレが引いたのでギプスで固めますね。これで指が動きやすくなりますよ」ということで、こんな感じになりました。
ちなみにひびは1〜2mmズレてるようですが、これは許容範囲なんだそうです。

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このギブス、どうなっているかというと、

  1. 円筒形のニット(写真で見えているベージュのもの)に手を通し、
  2. 包帯状になっている脱脂綿みたいなものを巻き付け、
  3. 温水で濡らしたポリ樹脂みたいな包帯をきつめに巻き、
    (これが固まってガチガチのギプスに。固まるときほんのり暖かくなる)
  4. 余らせていた円筒形のニットをひじと指からギブスをカバーするように折り曲げてテープで固定して完了。

次回通院は2週間後。外すときは電子カッターで切るんだとか。
そして手首のリハビリ。
リハビリ方法は教えてくれるまで通院しなくてもいいらしい。

片手だと大変!!

さて、手首が固定されたこの2週間で大変だったことは、

着るもの

  • シーネは手首が太くなるので、シャツのカフスはもちろん、ジャケットなど手首が詰まった服が着られない。
  • ベルトやボタンの開閉。
  • パンツ系の脱ぎはき。たぶんストッキングだともっと大変か、まったくできないか、といったところ。
  • ブラジャーのホック。

食べ物

  • ご飯やみそ汁などのお椀を持つのが大変。
    どんぶりものや汁系はスプーンやれんげを使わないとほぼ無理!!
  • 手首が内側に捻れないのでフォークが使えない。
    ナイフ・フォーク文化の人たちはどうしてるんだろう?
    はし文化圏で本当に良かった。
  • ポテトチップのような袋物を破るのがかなり大変。(要はさみ)
  • パックものや紙パック・ペットボトル・缶の飲み物はうまく抑えられないのでフタが開けにくい。
  • カフェテリア形式のように自分でトレイを持って席に移動するタイプの店や目の前のカウンターに置かれた食べ物を自分で取るタイプの店。
    以前の社食にはアシストしてくれる人がいたんだけど、今の社食にはいなくて。
    トレイを腕に乗せながら空席を探すのって、人にぶつかりそうでやや怖い。

身繕い

  • 洗顔は最初、濡らしたタオルで拭いていたが、猫が蛇口から水を飲むような感じで洗うことができるようになった。
  • 化粧落としは初めてクレンジングシートを使うことに。
    これはなかなか便利。
  • お風呂は、腕を濡らさないように百均でみつけた肘まである薄手の手袋でカバー。左手が使えないので体の右半分は浴槽にタオルを引っかけて体をこすりつける形で洗っている。ボディブラシを購入すべきか検討中。
  • 髪は短いので洗うことは洗えるし、ドライヤーで乾かせるけど、ブラシを使ったセットは無理。
  • 思いも寄らなかったのは爪切り。これも手首が回らないため右・左、どちらも大変。
  • シャンプーやせっけんなどポンプ式のものは、手のひらで押し、もう片方の手のひらで受けることを前提にしているのですべて使いづらい。

そしてもちろん、指先を使ってのキーボード操作はいまだに無理。
ただ、指の関節を使ってshiftキーを押すことはできるんだけど、このやり方、確か類人猿がものを触るときと同じだなぁって(苦笑)

人生初のギプス装着 11/04

年をとるとひざが上がりづらくなり、つまずくようになるとは聞いていたけど、まさか自分がそうなるとは……
その結果、へんな手のつき方をして手首にひびが入りました。
人生初のギプスです(苦笑)

それは急いだ結果

時間配分のミス

地元駅前でメガネを作って、隣駅の映画館へ。
それには2時間もあれば十分、と思ったのが間違いの元。

初めての店舗でフレームをあれこれ試し、視力や見え方を丁寧なチェック。
この時点で上映20分前。
予定があるので続きは夕方にと断って駅にいくと来る電車は当駅止まり。
休日昼間は当駅止まりが増えることをすっかり忘れていた私はこの時点でかなり焦っていた。

 なにしろ乗車時間はわずか3分程度、それなのに次に来る電車は7分後で到着は上映10分前。
映画館は駅から人通りの多い、狭い歩道で5〜7分かかり、Webで予約したチケットも交換しなければならず。
「でも、本編の前には数分CMが入る」
それが唯一の頼り。

油断がアクシデントを招いた

到着から映画館までは人を避けながら小走り。
チケットを手にして受付を通り、館内の絨毯敷きの緩い上り坂で足が引っ掛かって転倒。
運の悪いことに少し前を歩いていた人の踵に手が当たって、変な風に手をついてしまった。(前の人は靴が脱げただけだったみたい)

やっと席につくとまだCMの最中。
ほっとした一方で、手首はズキズキし始めて(これは筋をいためたか、ねん挫かも)と思い始めていた。

上映が終わって眼鏡店には後日行くことを告げ、さて医者に行くかとも考えたけど休日だと遠方の救急病院しかないし、明日は土曜なんで午前中は診療してる。
ということで、薬局で湿布とネット包帯を購入。
この時点で手首は腫れ出していた。

いざ、整形外科へ

ギブス装着

朝一で以前にも通った整形外科で撮ったレントゲンでは、私には骨に異常はないように見えた。 
ところが入ってきた医師はすぐに一言。「骨折してますね」

画像を拡大すると橈骨(とうこつ)の、手のひら側のグリグリ部分に横線が……。

要はひびが入ってたわけです。

さて、ここでギプスの登場。

私のイメージでは『石膏でガチガチに固める』
これって結構古いらしいですね。

医師がとり出したのは幅20cmくらいの、巻かれたアルミパック。
必要な長さを切り取ると、中身は『熱冷シート』みたいな感じのもの(どうやら乾くと中身が固まる素材らしい)を水で濡らし、十分に絞って手のひらからひじ辺りまで装着。
あとは伸縮性の包帯でぐるぐる巻いて、固まったらおしまい。
ギプスは1ヶ月くらいで、完治までは2.5〜3ヶ月くらいかかるらしい。

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医師からの注意事項

  • 重いものは持たない
  • 水に濡らさない
  • 指は動かすように
  • 手をあまり下げていないように。
    デスクワークなら机の上に乗せておく、とかすること。

だいたいこんな感じ。

困ることは……

いろいろあるけど、女性ならではの問題として『ブラの背中のホックが留められない』ことを挙げたい。
幸いスポーツブラを持っているのでなんとかなるが(苦笑)

次に、季節的な問題として、コートやジャケットの袖口がギプスに引っかかって着られるものがない。
それと、ジッパーも始めの金具を通すことがかなり難しい。
これが夏ならシャツだけでOKなのに。
週明けの通勤服……どうしよう。

そして、極め付けは『キーボードが打てない』
手のひらを下にすることができないので、この文を書くのも右手一本。
利き手は右なので字を書いたり食事とかは困らないけど、この状態が1ヶ月続くというのはかなり憂鬱。

風呂とか洗髪とか洗濯とか。
ほかにも色々あるけど、自分が招いた結果とはいえ……辛いわぁ。