まっ、そんな感じ

見聞きしたことを徒然と書いてます。

たたかう仏像展に行ってきた 01/28

さて、『仏像』というと穏やかな面持ちの菩薩や観音というイメージだが、そういえば様々な武器を持つ『四天王』像も仏像……ということで、そういった武器を携えた仏像を集めた『たたかう仏像』展に行ってきた。

www.seikado.or.jp

前情報

面白い開館時間

最近だと「金曜・土曜は20時まで」とか曜日によって夜も開いている美術館・博物館も多くなってきたのだが、こちらの美術館では、

  • 毎月第4水曜日は20時まで
  • 3月20日(金・祝)・21日(土)は19時まで

さらに『毎週木曜日はトークフリーデー』としておしゃべりOKな曜日もあるとのこと。

所要時間

第4水曜日で午後5時くらいに入館。受付の方に尋ねたら「今は空いているのでゆったりご覧になれます」と言われ、確かに人は少なく、音声ガイドを聞きつつ、パネルを読み、写真を撮りつつで所要時間は約1時間でした。

展示物は前期・後期で一部変わる

特に、今回展示される国宝の『曜変天目(稲葉天目)』は前期しか展示されないので要注意!!

  • [前期]1月2日(金)~2月8日(日)
  • [後期]2月10日(火)~3月22日(日)
音声ガイド

700円、現金のみ。

曜変天目以外)全部撮影OK

但し、機器は携帯電話・スマートフォンタブレットのカメラだけ。
動画撮影・カメラでの撮影はご遠慮ください。とのこと。

ここでいう「カメラ」とはコンデジとか一眼とか、いわゆる「カメラ」のことですね。
いつも疑問に思うんですが、「カメラ」がNGな明確な理由、どなたか説明してもらえませんかね?
一眼は大きいし、足を停めて構図を検討してじっくり……という人もいるからかもしれないけど、撮る場合にはOKな機器でも同じことすると思うんですが……

SNSなどへのアップについて

掲示しているパネルなどには著作権があるのでSNSなどに掲載する際はご注意ください』との掲示がありました。
そういえば、写真OKな展示会でもこんな説明文はなかったような……
まあ、「引用」としてならともかく説明パネルをそのまま掲示(たぶん画像)ってやらない……といいつつ、私も過去にはアップしてるかも💦

例えば、「引用」についてこういうページなんか読んでいると分かると思うんですけどね。

「レポートや論文を書くときは、引用のルールを守って書いてください」と授業で言われたけれど、引用のルールって何だろう...と悩んでいませんか?
グロスキーと一緒に、正しい引用と出典(参考文献)の書き方をマスターしよう!

近畿大学中央図書館レファレンス課「引用と参考文献の書き方」
https://www.clib.kindai.ac.jp/search/pdf/guide_quote.pdf

展示物

仏像というと見上げるような大きさだったり、指一本くらいの小ささだったりで、今回の仏像はどちらかというと小さめ。
また「妙法蓮華経変相図」はかなり細かな絵なので、アートグラスを持っていった方が幸せかも。

なお、掛け軸系はできるだけ絵が良く判るように加工しています。

第一章 救済の最前線 ーたたかう仏像のさまざまな姿ー

左から

  • 「千手観音二十八武衆像」の左下部分
  • 「春日社寺曼荼羅」、上部が春日社で、下部が興福寺の各仏像。更に四隅に中金堂の四天王が描かれている。これは左上なので多聞天……かな?
  • 「騎獅文殊菩薩像」手前にいるのは眷族の「于闐王(ウテンノウ)」と「善材童子
  • 「摩尼宝珠図」の龍部分
  • 「十一面観音菩薩座像・春日厨子」この厨子の絵柄、大きく拡大して上に掲示されていますが、本当に細かく描かれています
  • 地蔵菩薩十王図」真ん中が地蔵菩薩で周囲にいるのが梵天帝釈天・十王たちと地獄の案内者無毒鬼王
  • 「十王図・二使者図」から、左)変成王:67日目に(亡者を)裁く、右)閻羅王:57日目に(亡者を裁く)

えっ、二度も裁かれるの?! とビックリ

第二章 静嘉堂の仏像×俑

『俑』とは中国で使者とともに埋葬された人形のことで、有名な兵馬俑を思い浮かべてもらうと分かりやすいでしょう。

左から

  • 「加彩武人俑」振り上げた手には穴が開いているので、槍か何か持っていたのかも。
    ホワイエで流されているビデオによると膝をついている右足の土踏まずにも穴が開いてるそうです。何のための穴なんだろう。
  • 「加彩官人俑」パッと見ると女性にも見えるのですが、たぶん男性ですよね。
  • 「三彩神将俑」など
  • 「三彩神将俑」の中の、邪鬼を踏んでる武人と、牛に乗る武人。この乗り方ではさすがに牛がかわいそう、と思うんです。
  • 「加彩鎮墓獣」
  • 毘沙門天立像・朱漆塗厨子」確かに明るく加工しましたが、それ以前に本当にきれいに色が残っています。
  • 「兜跋毘沙門天立像」とその足下。毘沙門天を手の平で支えているのは地天女……だそうです。
第三章 十二神将像と十二支の世界

十二神将の頭上に十二支を乗せている立像たちで、

  • 前期:寅・卯・午・酉・亥
  • 後期の前半(〜3/1):子・丑・寅・卯・午
  • 後期の後半(3/3〜):子・丑・酉・亥

と観られる立像が違います。

左から、午神像、午神像の頭部、酉神像の頭部、亥神像の頭部。
もうなんか『酉〜!!』って言っていそうで思わず笑みが……
亥神像の兜、修理の際に外せることが分かり、また頭内部に貼ってあった紙から作成年が分かったそうです。

そして、神獣。私が見たときは「三角獣」「ぢぎう(漢字は凹の下にル):体は緑で角が1本」「しゃく犬:ペガサスの犬版」の三種。

ホワイエ 象徴から図像へ ー刀に刻まれた仏ー

左から、刀 銘 国路、刀 銘 肥前国忠吉、槍 銘 備前国住長船勝光宗光備中於草壁庄作

 

ホワイエで流されているビデオは見た方がより楽しめるかも。