国立国会図書館、国会図書館で調べる必要のある資料に関わりもなく、入館には利用者登録が必要などなど、結構普通の人には立ち入りづらい図書館ではないだろうか。
ところが今回、所蔵する絵巻を3期に分けて『無料』で公開されると聞いて、良い機会だから行ってみようと思った次第。
展示は東京本館 地下1階の展示室で、入退館ゲートの外にあるので通常必要な利用者登録は不要。(但し、本館内のレストランや食堂を利用するには利用者登録が必要)
土曜日の昼辺りでも人はまばら、写真撮影はOK(もちろんフラッシュ・三脚類は使用不可)、ゆっくりじっくり眺めても1時間弱といったところ。
案内ページで気に入ったのが以下のフレーズ
貴重な一点物の資料ではありますが、重要文化財などの展示はありません。
うん、とても潔い(笑)
展示される巻物一覧
資料だから面白い
形は写したけど何かの理由で全部の色までは必要なかったのか、本来の『色』が文字で書き込まれている。こういうのは国宝とか重文のもので観ることはほぼないと思う。
また、模写する度に色がない/違うなんてものもなかなか観ることはないと思う。
『十二類絵巻』では、書き込まれている文字が実は『セリフ』だったり、展示されいた場面には蛇が3匹描かれているが、なぜかいずれも女性として描かれている。
この他にも巻物の見本があって、巻物自体や紐の開き方/とじ方が試せたり。
思ったより面白かった。
国立国会図書館と東京国立近代美術館は近い
千鳥ケ淵公園で花見した際、旧近衛師団司令部庁舎などもフラフラ歩いていてなんとなくこの辺りを知っており、もしや……とGoogle Mapで確認したら、千鳥ケ淵公園経由で東京国立近代美術館に徒歩で行ける!! ということは開催中の『ハニワと土偶の近代』展も行けるではないか!!
という訳で、同じルートで両方行ってみようと思う方にご紹介。
地下鉄を使うとほとんどのルートは2路線+徒歩10〜20分の合計約30分くらい。
それなら歩いて36分のほうが楽なのでは?
若干の昇り下りはあるが、大きな道路できちんと歩道も整備されているので迷いようもないし、千鳥ケ淵公園にはベンチもトイレもあるので、安心して歩ける。