今日は赤坂サカスの『志の輔らくご』に行ってきました。
演目は『中村仲蔵』
以前に聞いたことはあるんですが、この演目は梨園以外から『名代(今でいう大看板)』になった、初めての歌舞伎役者の話です。
噺には歌舞伎での舞台演出やセリフのやり取りが出てきて、ちょうど劇中劇を見ているような感じ。
志の輔さんのあの声、豊かな話術。まるで歌舞伎の舞台を見ている気になります。
ほかの噺家さんで聴いたことはありませんが、かなり高難度な演目なんじゃないかな。
前半は広重などの浮世絵のスライドを使いながら『仮名手本忠臣蔵』大序から十一段目までの概略説明。
ある程度の年齢なら例え歌舞伎を通しで見ていなくても話は知ってるでしょうが、やっぱり若い世代には事前知識がないと『中村仲蔵』の噺を楽しむことは難しいんでしょうね。